GPSに関する予備知識
基本的な測定手法
3つの距離測定衛星と1つの誤差修正衛星の合計4機の人工衛星を利用して位置を測定している。
衛星から発された電波が地表位置に届くまでにかかった時間を利用して距離を割り出し、時刻誤差修正用の4つ目の衛星を使い位置を修正している。
参考:・http://www.hummingheads.co.jp/reports/feature/1308/130826_02.html
・科学 はじめの一歩 (8)GPSでどうして位置がわかるんだろう ? - YouTube
・https://www.youtube.com/watch?v=70cDSUI4XKE
GPS測位では、距離測定の為の「時刻信号」と衛星位置取得の為の「全衛星軌道データ(アルマナックデータ)」「衛星軌道データ(エフェメリスデータ)」を捕捉して利用する。
軌道データは30秒周期、50bpsの伝送レートで送信されるため、GPSのみでの測位には30秒以上を要する。
A-GPS
A-GPS(Assisted-GPS)と呼ばれる従来のGPS技術を補足した技術が存在する。
スマホに用いられる手法
先述したように、GPS測位には「時刻信号」「全衛星軌道データ(アルマナックデータ)」「衛星軌道データ(エフェメリスデータ)」の3つのデータを要する。
このうち、軌道データの2つを基地局から取得することにより、測位時間を短縮するといった技術が用いられている。
基地局が存在しない地域では利用できない上、データ取得に通信を要するため通信料が発生するといったデメリットも存在する。
A-GPS端末では、携帯電話の電波の届いているエリアであれば、 地球上のどこでも市街地で5~10m程度、建物内で20m程度以内の誤差で、現在地を確認できます。 携帯電話では、多くの機種でA-GPSを利用した位置測位が利用できるようになっていて、 いろいろなサービスで位置情報を活用できます。
KDDIはA-GPS技術の一種である、 クアルコムが開発した位置情報取得技術"gpsOne"を多くの機種に搭載済。
参考:・第456回:A-GPS とは - ケータイ Watch Watch
・http://www.appbank.net/2012/12/02/iphone-news/507214.php
Wi-Fiを用いた測定手法
Google Location Server、PlaceEngineの様なクラウドソースデータベースが存在。
アクセスポイントの位置情報を収集し、データベース化したものが存在。
Wi-Fiだけでも現在地を測定できる仕組みとは? | AppBank – iPhone, スマホのたのしみを見つけよう